トラリピをするための必要証拠金額
=想定される最大含み損 + 最大保有時の必要証拠金
リスクにはどういったものがあるかを理解する
FXトラリピで発生するリスクは以下の通りです
1.FX業者の破綻 |
2.マイナススワップ |
3.ポジションの含み損 |
1については日本国内のFX業者を使っていれば、基本的に信託保全をしっかりしているはずなので過度に心配する必要はありません。
2については別記事で取り上げますが、私の結論としては
「マイナス方向のポジションは作らない」が正解としています。
(長期間放置になる可能性が高いトラリピでマイナススワップを
許容するメリットは少ないと考えています)
となると、考えるべきは「3.ポジションの含み損」のみ。
こればかりはトラリピをやる以上避けて通れない、というかコレが怖くてFXをやっていてもトラリピには手を出していないという人は多いのではないでしょうか。
僕は色々と考えた結果、リスクを許容してでも取引する価値があると判断したため、堅実投資家を名乗りながらもトラリピを続けています。そして、リスク分析をしっかりしていればインデックス投資並、もしくはそれ以上にリスクを抑えることができます。
トラリピで発生する含み損はどれだけ膨らむのか
この点を理解せずに取引始めると、どんどん増える含み損にストレスを感じて狼狽売りして損失だしてしまいます(体験談)。
取引始めた後でもいいので、しっかり計算しておきましょう。試験に出ますよ。
トラリピは原則として「一定間隔、一定ロットで注文、決済を繰り返す」取引法です。
急激が変動がない限り、含み損を抱えるポジションの平均レートは下記の式で算出できます
平均ポジションレート=
[(最高値レート-最安値レート)÷2]+最安値レート
そして、その時に抱えてるポジション数の最大はこれ。
最大保有ロット数=
[(最高値レート-最安値レート)÷ポジション間隔]✕ロット数
*ポジション間隔とロット数はトラリピ開始前にきめておきます
ここまでくればあとは簡単。想定される損失額は
想定される最大含み損
=平均ポジションレート✕最大保有ロット数
ここで忘れてはいけないのが、コレがFX取引であること。
ちゃんと必要証拠金も計算しておきましょう。
最大保有時の必要証拠金
=最大保有ロット数÷25
*日本のFX業者の最大レバレッジ25倍で取引する前提
海外FX業者の場合はレバレッジが違う場合がおおいので数値を入れ替えてください
結論として記事の最初に書いた式で計算することで最大リスク時の必要証拠金を計算できます
トラリピをするための必要証拠金額
=想定される最大含み損 + 最大保有時の必要証拠金